土曜日の夜、10年一緒に暮らしていたオカメインコが亡くなった。
ずっと闘病していて・・・とかではなく、あっという間に旅立ってしまったので、
その事実にいろいろと追い付けないまま、涙を流すばかり。
亡くなった晩は、まるで眠っているかのような顔を見ながら夜を明かし
昨日はペット葬儀社で火葬をしてもらい、帰宅してから部屋を片付けた。
ここに引っ越してきてからずっとカゴの置き場所が同じだったので
それがなくなっただけで、部屋の情景が一変した。
朝起きてDを送りだし、朝食を食べてPCのメールチェック諸々を終えたら
彼と一緒に遊ぶのが常だった。
肩に乗った彼と高台から見える景色を眺めながらいろんな話をした。
どこに出かけても、夕方は5時までに家に帰って彼と過ごす。
カゴの掃除をする私にちょっかいをかける彼を追い払いながらそれを終えると、頭をなでてくれと寄ってくる。
気持ち良さそうに目を細めてなでられている彼を見ながら夕食のメニューを考える。
これが、この10年変わらず繰り返されてきた日常だった。
彼が初めてのペットではないから、いつか別れが来ることはわかっていたけれど、まさかその時がこんなに突然やってくるとは。
まったく、人生なにが起きるかわからないね。
でも、大丈夫。大丈夫。
うん、きっと私は大丈夫。